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導入事例 – 京都プラテック

電子部品の製造・販売を行っている京都プラテックは、半導体・電子部品検索ツール「Parts Intelligence」の (以下、Parts Intelligence)を導入し、短期間で効果を出されています。導入の経緯と効果について、京都プラテック様にお聞きしました。

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京都プラテックについて

京都プラテックについて教えて下さい。

京都プラテックは、電子部品や基板の設計、製造、輸出入を行っており、家電メーカーなどから注文を受け、電子部品、半完成品、完成品、OEM製品などを納入しています。香港に仕入れのための現地事務所を、中国には組立工場を設けています。 京都プラテック本社メーカーから受注した半完成品や完成品は、開発部が設計し、その設計を元に、購買部が部品を国内やアジアで買い付けます。部品の注文の場合は、購買部が部品を探し、購入します。1回の家電メーカーからの注文で仕入れる部品は、平均2000~3000点になります。最近は家電メーカーからコストダウンの強い要望を受けるので、本社の購買部で複数の同等品を探し、香港事務所がその中から安いものを見つけて調達するという流れになっています。Parts Intelligenceの活用方法


Parts Intelligenceはどのように利用していますか。

購買部と開発部で、低コストの代替品を探したり、部品の環境資料(※)やデータシートを探すために、2012年7月から活用しています

メーカーは何銭単位でのシビアなコスト削減を要求してくるため、複数の同等品を探し、その中で低コストの部品を選ぶ必要があります。 また、受注製品の量産をスタートさせるまでに、データシートと環境資料は必須です。

データシートには部品の電流や電圧などの特性データが記載されています。メーカーの要求を満たしていることを証明するために、データシートが必要です。代替品を探す場合にも、部品特性が掲載されたデータシートは必要となります。

環境資料は、鉛・カドミウム・水銀・六価クロムなどの含有率が記載されたものです。これは、RoHSやREACHなどの化学物質の使用規制に適合していることを証明するために、全部品について必要となります。


Parts Intelligence導入前の課題Parts Intelligence導入前は、代替品やデータシート・環境資料などはどのようにして探していたのですか。

データシートや環境資料は、商社経由で部品メーカーから発行してもらっていました。発行してもらうまでに、データシートは2~3日、環境資料は1週間~10日かかっていました。

代替品の調査には電子部品に関する専門性の高い知識が必要なため、開発部の社員が専任で、代替品探しを行っていました。しかし、知識が豊富といっても、全ての部品について知識があるわけではありません。またメーカーに関してもその開発部の社員がすべてを把握しているわけではないので、代替品探しは、その社員の知識の範囲内に限られるという問題がありました。

ASSY基板また、専任の社員の人数が限られているため、その社員に負荷がかかってしまっていました。購買部の社員が代替品を探すこともありましたが、代替品の情報や代替品を探すノウハウも限られていたので、商社に任せきりの部分が多かったですね。結局、商社が扱う製品の範囲内でしか探すことができず、商社に代替品がないと言われたらそれで終わりでした。また、商社からの回答に3日ほど必要で、時間がかかっていました。

さらに、多くの場合、見積書を提出した後に、メーカーから同等品を使った場合のコストの問い合わせがあります。その場合は、同等品の再調査を行う必要があり、最終的な見積書を提出するまでに、2~3週間かかっていました。

そこで、これらの問題を解決できる製品を探すことにしました。


Parts Intelligence導入の要件

導入にあたって、どのような要件をたてましたか。

以下の3つの要件で、製品を探しました。

  1. 品番、メーカー名で、同等品を検索できること
  2. 電子部品の特性で、同等品を検索できること
  3. 指定部品のデータシートや環境資料を入手できること

Parts Intelligenceが、これらの条件をすべて満たしていたので、試用して、検索結果や操作感を確かめることにしました。


試用していかがでしたか。

開発部の社員に、検索できる条件や検索結果で得られる情報を見せたところ、これだけの情報があれば大丈夫と太鼓判を押してもらうことができました。また、電子部品の知識が乏しい社員にも利用させましたが、スムーズに代替品や必要なデータシートや環境資料を得ることができました。そこで、Parts Intelligenceを導入することにしました。


Parts Intelligenceの導入効果 ~コストダウン・納期短縮等を実現

導入効果について教えて下さい。

Parts Intelligenceを導入して、大きく6つの効果が出ています。仕入れのコストダウン、人件費削減の実現、納期等の短縮、メーカーへの提案が可能になったこと、廃版リスクの回避、緊急時の対応が可能になったこと、の6つです。


仕入れのコストダウンとは、具体的にどのようなことですか。

複数の同性能の製品を検索できるので、安い製品を仕入れることができるようになり、3~4%のコストダウンが実現できました。導入後2カ月間で数百万円を削減できたことになり、導入コストは1カ月でペイできました。


人件費削減の実現とは?

Parts Intelligenceを利用すれば、誰でも代替品を見つけることができるので、代替品の調査は特殊業務から汎用業務となりました。現在は、調査を派遣社員に担当してもらっているので、人件費を抑えることもできました。


納期等の短縮とは?

複数の代替品を簡単に探せるので、すぐに納品できる部品を選定することもでき、納期を短縮できました。

他にも、代替品の調査期間や見積期間が短縮できました。代替品を選定するためには、代替品の型番やメーカーなど、何かしらの情報を知っている必要があり、何も知らない状態で代替品を見つけるのは事実上不可能です。しかし、Parts Intelligenceを活用すれば、全く部品の知識がない素人でも、わずか2-3分で代替品を見つけることができるようになりました。データシートや環境資料は、現在は、Parts Intelligenceを使えば、3分もあれば取得できます。

また、最初から低コストの同等品を使った場合の見積書も同時に出すようになったので、メーカーからの再調査の依頼もなくなり、見積もり作業は1週間~10日で終わっています。


メーカーに提案できるようになったとは?

前述のように、従来は代替品の調査は商社にまかせっきりで、回答をもらうのに3日ほど必要だったため、同等品可の場合でも、見積もり期限の関係で、メーカーの選定部品だけで見積書を作成することも多くありました。しかし、Parts Intelligenceを導入して、短時間に代替品も見つけられるようになったため、全ての見積もりについて、低コストの代替品を提案できるようになりました。


廃版リスクの回避とは?

半完成品や完成品の注文を受けた場合、設計~部品選定~サンプル製作~メーカーの評価というプロセスを経ることになります。このプロセスに時間がかかるため、メーカーのゴーサインが出て製造に取りかかろうとしたら、製品が廃版になっていたこともありました。その場合は、イチから部品を探す必要が生じます。しかも、代替品のコストが高くなってしまう場合は、メーカーと価格交渉もあわせて行わなければなりません。

Parts Intelligenceでは設計段階から廃止が間近な製品だと分かるので、ディスコンまでのタームが長い製品を選び、廃版リスクを避けるようにしています。


緊急時の対応が可能になったとは?

災害などで工場の操業が停止した場合は、必要な部品を購入できなくなり、早急に代替品を見つける必要があります。最近では、タイの洪水関連で部品供給が止まったことがありましたが、そのときも、Parts Intelligenceを活用することで、迅速に代替品を選定することができました。


Parts Intelligenceへの評価

Parts Intelligenceへの評価を教えて下さい。

素人でもすぐに代替品を見つけられるので、今ではなくてはならないシステムになっています。メーカー型番を入力するだけで複数の代替品が表示され、簡単に代替品を見つけることができます。ユーザーインターフェースが分かりやすく、画像を使って表示されるので、マニュアルを読まなくてもすぐに使える点も評価できます。

これまでは対応できなかった、すぐに代替品を探す必要が生じた場合でも対応できるので、とても心強いです


IHS Markit に対する今後の期待について教えて下さい。

Parts Intelligenceは、製品情報がきちんと更新されるので、とても助かっています。今後も、今までのように情報の更新を続けてもらいたいですね。可能なら、よりもっと多くの香港や中国のローカルメーカーの部品も検索対象にしてもらえるとうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。


お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

株式会社京都プラテックのWebサイト

※ 取材日時 2012年8月

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