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導入事例 – コーディアン社

「RoHS指令への対応をきっかけに有害物質開示のための全社的な仕組み作りを開始しました。」

コーディアン社(Codian, Ltd)は英国のテレビ会議/モバイルビデオ製品の製造メーカーで、高解像度の会議システムのプラットフォームとして用いられる幅広いインフラストラクチャ製品を提供している。 そのコーディアン社は欧州の環境規制の1つであるRoHSへの適合にあたって、納入パーツのデータ収集のためにIHS MarkitのRoHSサービスを活用した。コーディアン社のRoHS対応への取り組みとIHS Markit RoHSサービスの導入の理由をコンプライアンス・エンジニアリング部門のマーチン・ベイツ氏に詳しく伺った。

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まず業務内容について、お聞かせ下さい。

弊社は英国のテレビ会議/モバイルビデオ製品の製造メーカーで、私たちの部門では製品を法規制に適合させるための様々な業務を行っています。EU RoHS指令への適合もその業務の1つでした。


なぜRoHSなのですか?

RoHSとは、欧州の環境規制の1つで、鉛や水銀などの有害物質が一定量以上含まれている電気・電子機器は2006年7月以降は販売できなくなるというものです。

RoHS指令への対応方法を模索する中、コンプライアンスや競争力の点から有害物質を開示するための全社共通の仕組み作りの必要性を感じていました。

そしてあるとき大口のお客様から製品内で使用されるすべてのパーツに含まれる化学物質の情報開示を求められたのです。これは適用除外の有無に関わらず、重量、最大許容濃度、生産中止までの計画年数(PYTEOL)、属性処理、承認互換品、属性値などを含めて1500パーツに及ぶものでした。


なぜ自社内での調査ではなく、アウトソースを選択したのですか?

現在欧州だけでなく世界中の諸規制はコンプライアンスに対する仕組み作りにおいて実証可能であることを強く求める傾向が多くあります。このためにはエビデンスとなる多くの情報を収集しなければならないのです。しかし弊社のような決して大企業ではない会社にとってこのような情報収集の計画から実行までの作業をすべて自社で行うには多くの人件費への投資が必須となります。

そこでIHS Markitに対してこの1500のパーツデータ収集とこれらのパーツが適切にRoHS指令に準拠していることを証明するための各エビデンスの収集も依頼することにしました。


なぜIHS Markitを選択したのですか?

IHS Markitは長年に渡って世界中の半導体・電子部品のデータサービスを提供している企業です。この種のデータ収集に関して多くのノウハウをもっている会社であることがまずあげられます。

実際のミーティングではIHS Markitからは法規制専門家、データ収集担当者、IT専門家が会議に参加して、データ収集手法やプロジェクト期限、そしてプロジェクト費用の説明を行ってくれました。自社でデータ収集作業を行うよりも遥かにコストが抑えられるということもあって短期間のうちにプロジェクト開始の決定を下すことになりました。


具体的にはどのような業務をIHS Markitに依頼されたのですか?

このプロジェクトでは次のような内容をIHS Markitに対して依頼しました。

  • パーツライフサイクルデータの収集
  • RoHS対応済み代替パーツデータの調査
  • RoHS対応証明書の入手
  • 含有有害化学物質に関するデータの収集
  • 内外のパーツ情報を統合した環境管理システム開発の支援

IHS Markitは半導体や電子部品のデータベースを持っているので、まずはこれらのデータベースをソースとして使ってもらいました。更に共同で世界中のサプライヤーにコンタクトを取ってのデータ収集を行いました。これらの収集されたデータは弊社が要求する形式に編集された形で納品してもらいました。


IHS Markit RoHSサービスを導入して何が変わりましたか?

今回IHS Markitに依頼したプロジェクトには投資対象の国やプロジェクトでの環境規制に関するリスク分析も含まれていました。結果として収集したデータをベースとして標準化された監視体制や承認プロセスを構築することができたので、現在では全製品を法的要件に準拠させることができました。また調査費用だけで6人月分の削減ができたので社内のリソースを他に使用することができました。

他には、今まではこのような各部品ごとのコンプライアンス情報は無かったのですが、現在はすぐにアクセスできるため、大変な時間の節約になっています。また新たな検索機能が追加されたことも大きいと思います。

今回のプロジェクトによってRoHSデータへの意識が高まり部品データの構成についても変更することになりました。部品システムの更新も行ったので製品内の個別の部品が法規制にきちんと対応しているかどうかすぐに判別できるようになっています。


今後の取り組みについてお聞かせ下さい。

現在コーディアンではプリファードサプライヤーの選定に関して新しいアイデアを検討しているところです。RoHSデータを積極的に提供する会社をプリファードサプライヤーとし、そうでない会社を敬遠していくことになると思います。

2007年9月タンバーグ社(TANDBERG)はコーディアンを買収しました。現在コーディアン製品はタンバーグソリューションの一部として提供されています。タンバーグはIPコミュニケーションマーケットプレースにおけるリーダー的存在で、引き続きコーディアンMCUプラットフォームとタンバーグMPS(MCU)ラインを含むコーディアン製品とタンバーグ製品の開発とサポートは続けられています。

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