半導体・電子部品の生産中止(EOL)が異例の増加!- 2009年6月

過去6年間、半導体・電子部品メーカーが発行するEOL(生産中止通知)の増加率は毎年15%程度でした。

半導体や電子部品は製品のライフサイクルが早いため、電子機器を販売または使用している企業や政府機関においてその生産中止による部品供給の停止が問題視されています。中でも航空機・防衛機器や医療機器のような中長期にわたって利用される機器においてこの問題は深刻です。続きを読む・・・
IHS CAPS Universeは世界中の主要な500社の半導体・電子部品メーカーの部品データにアクセスできるオンラインデータベースです。部品番号、電気特性値、 カテゴリー、キーワード、メーカー名などからすばやく検索することができます。続きを読む・・・
BOM Managerはハイレベルな製造中止情報管理を必要とされる企業様向けのBOM管理ツールです。BOM ManagerはCometの上位製品として位置づけられ、階層型BOMのインポートや複数BOM間の部品検索やヘルススコア分析機能などに対応したより高レベルなBOM管理が可能なウェブアプリケーションです。続きを読む・・・
4DOnlineでは2000社以上1億以上の部品データが収録されています。これら膨大な部品情報の代替品、模造品、環境文書、紛争鉱物情報など互換品の調査から購入部品のコンプライアンス調査まで半導体・電子部品の選定、調達に必要な多岐にわたる情報を単一のデータベースで利用することができます。続きを読む・・・
IHSでは世界中、600社以上の半導体・電子部品メーカーの製品データを取り扱っています。毎年IHSが受領するPCN/EOLの数は増加しています。2008年12月 | 2009年6月

2009年1月~6月迄の発行数を見てみると、前年同月比で50%以上の増加率を記録し続けています。(IHS Electronics Database調べ)

increase_eol_200906

この前例のない増加の原因は、コンシューマー向け電気製品市場の落ち込みやエコ製品への転換があげられます。また部品メーカーが単に利益率の悪い製品の製造を止めていることも要因の1つです。この傾向は経済状況と規制状況が進展するまでしばらく続くものと見られています。

このような生産中止パーツの増大はコスト面も含めて様々な影響をOEM/EMS側に与えます。代替品や代替メーカーを探すのに多大な時間がかかったり、中にはラストタイムバイ(LTB)後の対応になることもありえます。最悪の場合、入手困難なった部品を調達するために誤って偽造品や模造品を購入してしまうリスクもあります。そして再設計を待っている間に、部品が調達できなくなりアセンブリをシャットダウンすることになってしまいます。

このような問題に対処するためにはメーカーから発行されるPCN/EOLを設計部門や購買部門への周知徹底させることはもちろん、各BOM内のパーツステータスやパーツライフサイクルをしっかりと認識することが重要です。